鮭の『アスタキサンチン』とりんごの『ポリフェノール』で健康に!!
「魚と肉のどちらがお好きですか?」と問われることがあります。
若かりし頃であれば間髪入れずに『お肉』と答えていたと思うのですが年齢を重ねる程に『お魚』良くなってきているという方も多いと思います。
「鯖の押し寿司」や「鯵のたたき」など舌鼓を打って
パクリと食べたいという方もおられるはずです。

今回はまず魚の話しからになります。
イワシ・サバなどの背中の青い魚には動脈硬化予防で
心臓病や脳梗塞の危険度を下げる栄養素である
EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が
多く含まれています。
その青魚を可能な限り「生」で食べると更にその栄養価アップです。
栄養価の高い魚の調理方法は・・・
1位:刺身 2位:塩焼き 3位:照り焼き 4位:煮付け 5位:揚げ物
という結果になっています。

身体のアンチエイジングを考えるのであれば
「魚を食べましょうということになります!
その魚の中でも特にオススメなのが「鮭」です!
朝食だけでなくランチやディナーのおかずの一品に是非!!
抗加齢効果を期待するのであれば鮭の右に出るものはありません。
その鮭の身は「赤い色」をしています。
鮭の身の赤さには訳というか意味があるそうですよ!
この赤さの理由は・・・
『アスタキサンチン』という天然色素が含まれているためです。
この『アスタキサンチン』という天然色素は海藻の色素で
その海藻を食べたオキアミを最終的に鮭が餌として捕食したために
あの赤い身になっているとのことです。

カニやエビも茹でると赤くなりますが、これもアスタキサンチン
(こちらはタンパク質と結合してしまっているので
茹でないと赤くならないようです)ですが・・・。

この『アスタキサンチン』には抗酸化作用があるので
アンチエイジングにはもってこいの食材として紹介申し上げました。
人の身体に限らず動物の体内で酸素の一部が有毒な活性酸き素となってしまい
動脈硬化等を進行させ老化の原因の物質と言われています。
活性酸素を抑制する作用がアスタキサンチンにはあります。
その作用は・・・ビタミンEやカロテノイドの数百倍あるという
実験結果が報告されているほどです。
この『アスタキサンチン』の抗酸化作用があるために・・・
鮭は産卵のために川を遡ってもその目的を達成するまで命が尽きないのです。
このアスタキサンチンが活性酸素の悪さを
抑制しているからだろうと考えられています。
有害物質の侵入を防ぐためにこの門は・・・
また、このアスタキサンチンは血液脳関門をなんと通過するのです。
有害物質の侵入を防ぐためにこの門は・・・
ブドウ糖以外は、脳へ通過させない様にしていると言われているのですが
この門を通過できるという実験結果から・・・
脳の老化を抑制し、認知症の予防に
効果があるかもしれないと期待されています。
加えて鮭には・・・

アスタキサンチン以外に、EPA・DHA・ビタミンA、B2、D、Eが
豊富に含まれているので・・・
生活習慣病を予防する効果も期待できます。
更に、果物ジュース(特にオレンジジュース)・野菜ジュースを3回/週摂取すると
1回/週の方に比べてアルツハイマー病の発症の危険性が70%以上低下するというデータがあります。

「健康日本21」という厚生労働省が生活習慣病予防と
健康増進のために提唱している意見書があります。
その中に・・・野菜は350g/日、果物は200g/日の
摂取がうたわれています。
糖質・タンパク質・脂質の他にビタミン・ミネラルの
摂取量も提唱されています。
現実にはある統計データで・・・
野菜は290g/日、果物は120g/日の摂取に留まっているとの事。
朝食には欠かせない果物ですが、摂取量は少ないと言わざるを得ません。
そこで「りんご」の登場です。
りんごは1個で250gほどの量があります。
また、植物が光合成の時に生成される
りんごのポリフェノールは「プロシアニジン類」が多量に存在
その作用は・・・
脂肪蓄積の抑制とがん細胞の自死させる作用が確認されているとの事。
その作用は動物実験で確認され
人でも同じ効果が期待できると確かめられています。
また、身体に対して悪影響を及ぼす
活性酸素(心臓の老化を進めてしまう等)の影響を
減弱させるという効果も期待できます。

りんごポリフェノールは、りんごの皮の下に多くあるので
できれば皮ごと食べたいところです。無農薬りんごがあれば最高ですね。
こんなことわざを思い出します・・・
『りんごが赤く色付くと、お医者様が青くなってしまう・・・。』
鮭とりんごで健康増進に挑戦です。
元気に乾杯!!
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