ビーコン経由であなたのスマホにちょっとお得な情報ゲット!!
映画館からビーコン「電波発信機器」を介して私達に
映画の宣伝や入場割引等の情報が届けられます。
また、お店での待ち時間やタクシーでの移動時間等を
ポイントとしてストックして様々なサービスと交換できる
そんな仕組みが整っています。
インターネットというバーチャルな世界から
実際の店舗というリアルな世界に
お客さんを誘導してくれる取り組みが今後拡大しそうです。
ビーコンは手軽に設置できる情報発信機器で
消費者のスマホに商品購入を援助してくれる情報を発信して
お客さんに集まって頂く取り組みの一つです。
シネコン(複合映画館)の「TOHOシネマズ日本橋(東京都)」では・・・

ロビーに入ってみると天井に設置されているビーコンから
私達の手元にあるスマホに情報受信用の専用アプリを導入しておくと
そのアプリにメッセージが自動送信されてきます。
内容は映画のキャンペーン情報でした。
20世紀フォックス映画(東京)では2014年12月から3ヶ月間
配給した「ナイトミュージアムエジプト王の秘密」のキャラクターを
映画館内で探し当てた場合に割引クーポン券を提供するというもの。
このキャンペーンは観客の皆さんに好評であった様子です。
また、同映画館は2014年5月には国内の映画では
初めてビーコンを使った館内プロモーションを推進しました。
入館してきたお客さんのスマホに上映映画の告知映像を流したり
鑑賞後に次回の予告編や前売りの割引チケット情報を送信する等
今までに延で約50,000人に働きかけてきていると言います。

20世紀フォックス映画マネージャーの平山さんは・・・
「シネコンで色々な映画が上映される中で、本編前の予告や広告
館内ポスター等従来の宣伝広告には限界があった。多彩な方法で
抜群のタイミングで宣伝できるビーコンとスマホのペアは
将来的にはますます有効なチャンネルになる。」
というように指摘されています。

蓄積してきた様々なデータを基にお客さん個々の好みに応じた
情報を発信したり、映画館以外の場所からも映画館にお客さんを
呼び込むということも検討しているようです。
「H2H(東京)」ITベンチャー企業は首都圏で提供を開始した
「タイムウォレット」は・・・スマホの専用アプリを活用して対象の施設や空間に
設置されているビーコンの電波エリア内での渋滞時間を分単位で計測。
対象となるのは、長時間の渋滞が見込まれる貸しスペースや
渋滞で乗車時間が長くなるタクシー利用や
混雑して順番待ちを止む終えずしなくてはならない医療機関など
様々な場所を想定しています。
蓄積された時間はその長さに応じてクーポンとして活用。
この事業に加盟しているお店でパソコンレッスンを受けられたり
マッサージをしてもらう、家事の代行、動画の視聴などのサービス毎に
決められている比率で換算して使用できます。
社長の木村さんは・・・
「待ったり、移動したりしてとても残念に感じる時間の浪費を
ポイント化することで再利用できるので
お客さんの不満解消に役立ちます。ビーコンを設置することで
お店にとっては来店数の向上という効果を得られます。」
と熱く語られています。

お店に接近するお客さんを検知して
ネット上を通じて実店舗での購買に誘導していく仕組みは
「オンライン・トゥー・オフライ(O2O)」と呼ばれ
商業施設等を中心に新しいお客さんをひきつけられます。
こんな取り組みが毎日続けられています。
「しなよし、ひとよし、せけんよし」で進めば
きっと幸せを感じられる時もありますよ!
ビーコン「電波発信機器」とは・・・
地上の無線局等から出される電波(またはIR【赤外線】のような高周波の電磁波)をスマホや自動車などに搭載された機器で受信することで
位置情報をはじめ各種情報を取得する為の設備です。

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